乳幼児の健康管理
乳幼児の健康保護及び健康増進のために多様な保健 · 医療サービスを支援している。
乳幼児医療費などの支援
未熟児及び先天性異常児の医療費支援、本人負担金支援(基準中位所得180%以下)、先天性代謝異常検査及び(6種、当該年度の出生児) 患児管理支援(満18歳未満)、新生児難聴早期診断費を支援(基準中位所得72%以下) 住所地管轄保健所に申し込む。
乳幼児健康診査支援
満5歳未満のすべての乳幼児(健康保険加入者)を対象に健診機関として指定された隣近病院 · 医院、保健機関で健診周期に沿って乳幼児健康診査7回、口腔健診3回を支援している。
- 問い合わせ電話 : 健康保険公団 1577-1000, 保健福祉部 コールセンター 129
児童国家予防接種支援
満12歳以下のすべての児童を対象に国家予防接種支援ワクチンの予防接種費用を全額支援する。国家予防接種は保健所と医療機関で接種可能
- 12歳以下の民間医療機関の接種費用支援対象のワクチン(16種)
- BCG(皮内)、B型肝炎、DTaP(ジフテリア/破傷風/百日咳)、IPV(ポリオ)、DTaP-IPV(ジフテリア/破傷風/百日咳/ポリオ)、MMR(はしか/流行性耳下腺炎/風塵)、水痘、日本脳炎(不活性ワクチン)、日本脳炎(生ワクチン)、Td(破傷風/ジフテリア)、TdaP(破傷風/ジフテリア/百日咳)、Hib(b型ヘモフィラスインフルエンザ)、肺炎球菌、A型肝炎、HPV(人乳頭腫ウイルス感染症)、インフルエンザ
- 予防接種前の注意事項
- 子供の健康状態を最もよく把握している親が一緒に行く。
- 熱がないことを確認して訪問する。
- 母子保健手帳、または、赤ちゃん手帳を持って訪問する。
- 接種前日に風呂に入らせて、きれいな服を着せて行く。
- 接種は午前に施行する。問題が起こっても病院に行けるように。
- 予防接種後の注意事項
- 接種後、20~30分の間、接種機関にとどまり、子供の状態を観察する。
- 帰宅後、少なくとも3時間以上注意深く観察する。
- 接種当日と翌日は、過激な運動を控える。
- 接種当日は風呂に入らない方が良い。
- 接種部位は清潔にする。
- 接種後、少なくとも3日間は特に関心を持って観察し、高熱,痙攣がある時は、医師の診察を受ける。
- 子供は必ず体を真っ直ぐにして寝かせる。
- 予防接種の種類と時期
- BCG : 生後 4週 以內 接種
- B형간염 : 姙婦がB型肝炎表面抗原(HBsAg)陽性の場合には、出生後12時間以內にB型肝炎免疫グロブリン(HBIG)、及びB型肝炎ワクチンを同時に接種し、以後、B型肝炎の接種日程は、出生後1ヶ月及び6ヶ月に、2次, 3次接種実施
- DTaP(ジフテリア · 破傷風 · 百日咳) : DTaP-IPV(ジフテリア · 破傷風 · 百日咳 · ポリオ)混合ワクチンで接種可能
- Td / Tdap : 満11~12歳に、Tdまたは、Tdapで追加接種推奨
- ポリオ3次接種は、生後6ヶ月に接種するが、18ヶ月まで接種可能で、DTaP-IPV(ジフテリア · 破傷風 · 百日咳 · ポリオ) 混合ワクチンで接種が可能
※ DTaP-IPV(ジフテリア · 破傷風 · 百日咳 · ポリオ)- 生後2、4、6ヶ月、満4~6歳にDTaP,IPVワクチンの代わりに、DTaP-IPV混合ワクチンで接種ができる。この場合、基礎3回は同一製造会社のワクチンで接種するのが原則であり、生後15~18ヶ月に接種するDTaPワクチンは、製造会社に関わらず、選択し、接種可能
- B型ヘモフィルスインフルエンザ(Hib) : 生後2ヶ月~5歳未満の全ての子供を対象に接種。5歳以上は、B型ヘモフィルスインフルエンザ菌の感染の危険性が高い場合(鎌状赤血球症、脾臟切除術後、抗癌治療による免疫低下、白血病、HIV感染、体液免疫欠乏など)接種
- 麻疹 : 流行時、生後6~11ヶ月にMMRワクチン接種が可能だが、この場合、生後12ヶ月以後にMMRワクチン再接種が必要
- A型肝炎 : 生後12ヶ月以降に1次接種し、6~18ヶ月後に追加接種(製造会社ごとに接種時期が異なる)
- 日本脳炎(不活性ワクチン) : 1次接種後、7~30日の間隔で、2次接種を行い、2次接種後、12ヶ月後に3次接種
- インフルエンザ(不活性ワクチン) : 6~59ヶ月の小児の場合、毎年接種を行う。この場合、初めて接種を受ける年には、1ヶ月間隔で2回接種し、以後每年1回接種。(ただし、初めて接種をした年に、1回のみ接種した場合、その翌年に1ヶ月間隔で2回接種)
- インフルエンザ(生ワクチン) : 24ヶ月以上から接種が可能で、初めて接種を受ける年には、1ヶ月間隔で2回接種し、以後每年1回接種。(ただし、初めて接種をした年に、1回のみ接種した場合、その翌年に1ヶ月間隔で2回接種)
- 肺炎球菌(タンパク結合) : 10価と13価タンパク結合ワクチン間の交差接種は推奨しない。
- 肺炎球菌(多糖質) : 2歳以上の肺球菌感染の高危険群を對象にし、健康状態を考慮し、担当医師と充分に相談後接種
- ※ 肺炎球菌感染高危険群
- 免疫機能が低下した小児 : HIV感染症, 慢性腎不全と腎症候群,免疫抑制剤や放射線治療を行う疾患
(惡性腫瘍、白血病、リンパ腫、ホジキン病) あるいは固形臟器移植、先天性 免疫欠乏疾患) - 機能的または解剖学的無脾症の小児 : 鎌状区貧血あるいはヘモグロビン症、無脾症あるいは脾臟機能障害
- 免疫機能は正常だが、次のような疾患を持つ小児 : 慢性心臟疾患、慢性肺疾患、糖尿病、腦脊髓液漏出、人工蝸牛移植状態
- 日本脳炎(生ワクチン) : 1次接種後、12ヶ月後、2次接種